2003年11月27日
ナフサの日本向け相場、2週連続の300ドル超え
西欧向けも続伸、先週は300ドル台に
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 ナフサの国際スポット相場が極東向けも西欧向けも続伸してきた。原油のスポット相場の続騰と、世界全体の石油化学製品の需要拡大によるものと見られる。
 
 先週1週間の日本向け契約価格の平均は、プレミアムを含めてC&Fでトン当たり317ドル前後になった模様。先々週の平均は約309ドルであったと見られるので、2週連続の300ドルの大台超えとなった。
 
 西欧向けの先週の平均はプレミアムを含めるとCIF300ドルを若干上回った模様。先々週の平均を5〜6ドル上回っている。

 ただし、大手商社の間には、これ以上の高値にはユーザーが強い拒否反応を示すので、この辺が天井になると見る向きが多い。