2003年11月28日 |
三菱樹脂、業界初の「耐熱ポリエチレン管」発売 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:三菱樹脂 |
三菱樹脂は28日、需要が拡大している温水式床暖房及び道路融雪用の配管パイプとして、米・ダウ・ケミカル社の耐熱水性ポリエチレン樹脂を原料に使用した業界初の耐熱ポリエチレン管「ヒシパイプPE-RT」を開発したと発表した。12月1日から販売開始する。 同社は、住宅の給水・給湯用パイプ及び床暖房用パイプとして、ポリブテン樹脂を原料にしたポリブテン管「ヒシパイプPB」を販売し、給水・給湯用向けに販売実績を伸ばしてきた。しかし床暖房の普及で需要拡大が期待される温水式床暖房用パイプは、架橋ポリエチレン管が主流となっている。 このため同社では、床暖房用・道路融雪用の専用配管パイプとして耐熱ポリエチレン管「ヒシパイプPE-RT」を開発した。 ダウ・ケミカル社の耐熱水性ポリエチレン樹脂を原料に採用した業界初の配管パイプで,架橋ポリエチレン管に比べ、柔軟性に優れているため施工が簡単で、原材料での架橋工程がないため、設計積算価格で約3割のコストダウンが図れるなどの特徴がある。 今後、床暖房機器や道路融雪にかかわる大手ガス会社から熱源機器メーカー、床暖房専業メーカー向けに販売し、3年後4億円の販売を見込む。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/031128mitsubishijushi.doc |