2001年11月22日
宇部興産、「レスポンシブル・ケア」取り組み進む
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:宇部興産

 宇部興産が発表した2000年度のレスポンシブル・ケア報告書「環境・安全・健康への取り組み」によると、グループ会社12社を含めた環境会計は、環境保全のためのコストが設備投資20.9億円、費用93.4億円だった。これに対してグループ外への有価物売却等による実収入効果が21.7億円、省エネルギーによる節約効果が39.0億円にのぼった、としている。

 同社グループは2001年度を基点とする3ヵ年経営計画「New21UBE計画」の中で「環境重視経営の実践」を中心的課題として掲げ、環境、安全、健康問題に積極的に取り組んでいる。今回の報告書では連結対象会社12社のデータも取り入れ、連結環境安全として報告している。
 
 環境安全基本理念やその推進体制、取り組みの沿革などのほか8月に同社の全事業所が認証取得したISO1400の取得状況などを説明。また地球温暖化防止対策ではグループトータルで2010年度CO2排出量を1990年度比6%削減するとの目標を定め、推進中という。。

 山口エコタウン計画への参加、環境にやさしい技術や製品の紹介、地域協力への取り組みなども分かりやすく紹介している。