2003年12月01日 |
昭和電工、シンガポールのHD増強完了、本格生産入り |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工では、ハードディスクドライブ(HDD)メーカーからの受注増に対応するため、シンガポールに工場をもつ、昭和電工エイチ・ディー・シンガポール社(佐々木保正社長:SHDS)で、月産100万枚(5ライン)のハードディスク(HD)設備増強を行ってきたが、このほど本格生産に入ったと発表した。 同社は、デスクトップPC用アルミ製HDと、ノートPCやカーナビ向けのガラス製HDの両方をもつ、世界唯一の専業メーカーで、シンガポールの増強後の能力は月産310万枚、千葉工場と合わせ月産630万枚能力となった。 【シンガポール増強設備の概要】 設備の特徴:アルミHD、ガラスHDの両方に対応 生産サイズ:2.5、3.0、3.5(インチ) 生産能力:月産310万枚 (増強後) 【昭電グループのHD供給体制】 (1) HD生産拠点 ・昭和電工エイチ・ディー(千葉県市原市)月産能力:320万枚 ・昭和電工エイチ・ディー・シンガポール 月産能力:310万枚 (2)トレース社からのHD優先購入権 現在の月産能力630万枚に加え、2004年初から台湾トレース社に対して1枚の容量が80GBの HD製造技術を供与し、その優先購入権を取得している。トレース社のHD生産能力は月産200万枚のため、グループ全体で最大月産830万枚(年間約1億枚)のHD供給能力を有することになる。 (3) アルミサブストレート(基板)生産拠点 ・昭和電工エイチ・ディー・マレーシア社(マレーシア) ・昭和電工小山事業所(栃木県小山市) ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=1570 |