2003年12月02日
プラ協、「廃プラ再資源化フロー図」の02年度版を作成
廃プラ有効利用率の順調な拡大振り等を詳細に紹介
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:プラスチック処理促進協会

 プラスチック処理促進協会は、2020年におけるプラスチックの生産から廃棄、さらには再資源化に至るまでの実態を詳しく調査した結果をまとめたリポート「プラスチック製品・廃棄物・再資源化フロー図(2002年版)」を作成し、プラスチック関係業界、関係行政省庁、市民団体、マスコミ等への配布を開始した。

 今回のレポートの中では、02年度におけるリサイクルをめぐる動きの大きな特徴として三つの点を挙げている点が注目される。すなわち(1)廃プラスチックの有効利用率が順調に拡大し、廃プラスチックの総排出量の55%(前年比2.1%増)に達したこと(2)その内訳が、材料リサイクルとケミカルリサイクルの合計で廃プラスチックの総排出量の18%(前年比1.4%増)、発電・熱回収等のサーマルリサイクルで37%(0.7%増)となっていること(3)くずプラスチックの輸出が中国向けを中心に拡大していることーーの3点を挙げている。