2003年12月03日 |
三菱樹脂、冷却塔充填材素材にPETボトルのリサイクル材 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:三菱樹脂 |
三菱樹脂は3日、冷却塔に使用する充填材(パッキン)の素材にペットボトルのリサイクル材を採用した環境配慮型の角形開放式冷却塔「ヒシクーリングタワー ERh/EShシリーズ」を開発したと発表した。12月8日に販売開始する。 冷却塔の充填材は、長期の使用によってスケールやスライムが付着することから、使用後のマテリアルリサイクルが困難で、多くは埋め立て処分されている。このため同社は、充填材に従来の塩ビ樹脂ではなくサーマルリサイクルが可能なPETボトルのリサイクル材を使用する技術開発に取り組み、商品化に成功した。 従来と同等以上の耐候性を確保するため、PETに酸化チタン及びスチレン系エラストマーを配合(特許申請中)し、接着が困難なPETシートは独自の超音波溶着技術で接着させた。3年後3億円の販売を見込む。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=1579 |