2003年12月04日
タカラバイオ、SARSウイルスを簡単に検出する研究用キット発売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:タカラバイオ

 タカラバイオ(加藤郁之進社長)は4日、独自開発した等温遺伝子増幅法(ICANR法)を使い、SARSコロナウイルスの遺伝子を増幅して簡単に検出できる研究用キットを22日から新発売すると発表した。
 
 同社は、すでにSARSコロナウイルス検出のため、2種類のリアルタイムPCR試薬キットを販売しているが、これまではリアルタイムPCR装置等の機器を使用して遺伝子を増幅、検出していた。今回のキットは、ICANR法で標的となるSARSコロナウイルス遺伝子を増幅し、ナノ粒子を用いたクロマトハイブリ法によって検出する。
 
 特殊な機器を使わずに試験紙片上に出現する赤色バンドを目視判定する簡便なキットで、検出感度も10コピーと高感度という。

<製品概要>
Bed-Side ICANR SARS virus Detection Kit(研究用)
製造・販売元:タカラバイオ株式会社
価格:40,000円(消費税別)32反応用

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/031204takarabio.doc