2003年12月09日
太陽石油化学のSM再構築計画「再生法」認定、経産省
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井化学

 経産省は、三井化学からSM(スチレンモノマー)事業を譲り受けて来年から新発足する、太陽石油化学(東京都千代田区、村田正夫社長)に対し、同社から提出のあった生産性効率化などの計画を、産業活力再生法に基づく「経営資源再活用計画」として8日付で認定した。
 
 太陽石油化学は、今年12月31日付で三井化学から山口スチレン工場(宇部市、年産能力29万4,000トン)を譲り受けて、新たに事業スタートするが、引き継ぐ設備の一部生産工程等を見直し、生産性の効率化を図る。従業員一人当りの付加価値額が18.3ポイント向上するほか、熱効率の高い熱交換機器の導入により、SM1kg当りの製造原価を27.9%低減させる計画。経営資源再活用の実施時期は2003年12月〜06年11月の3年間。