2003年12月15日
三菱レイヨン、中国でアクリル系塗料用樹脂事業化
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱レイヨン

 三菱レイヨンは15日、中国で家電製品や自動車分野に需要が拡大している、アクリル系塗料用樹脂を事業化すると発表した。アクリル樹脂板製造会社として昨年12月に設立した「三菱麗陽高分子材料(南通)有限公司」の第2事業となる。塗料用樹脂設備の生産能力は年産3,500トン。アクリル樹脂板(年産20,000トン)工場とともに2005年春完成の予定。総投資額は2事業合わせて約3,500ドル。
 
 中国のアクリル系塗料用樹脂の市場は、汎用品を含めて現在年間6万〜7万トンと推定されている。とくに三菱レイヨンが得意なIT、家電、自動車、オートバイなどに用途をもつ高機能性塗料は需要が急拡大しており、年率15%以上の伸びが見込まれている。
 
 このため江蘇省南通市経済技術開発特区に2002年12月、同社100%出資の「三菱麗陽高分子(南通)」を設立、アクリル樹脂板、塗料用樹脂を現地事業化することにした。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/031215rayon.tif