2003年12月17日 |
経産省、三菱化学VCM設備の自主保安検査を認定 |
2EHと酸素設備の自主保安4年延長も認可 |
【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:三菱化学、経済産業省 |
経済産業省原子力安全・保安院は、12日付けで三菱化学・水島事業所内のVCM(塩ビモノマー)設備を自主保安検査の対象施設として認定した。 これは、三菱化学が高圧ガス保安法に基づいて実施したいと希望してきた年産35万トン能力のVCMプラントの年に一度の自主保安検査を認めるというもの。これによって、従来は毎年一度設備を止めて指定機関から受ける必要があった保安検査を2年に一回で済ませることが可能となる。 これまで必要であった年に一度の保安検査は、設備を運転しながら自主的に実施してもよいことが認められることになった。これに伴いVCM設備の生産効率の向上が図れることになる。 また同院は、水島事業所内の2エチルヘキサノール設備(年産14万5,000トン能力)と酸素製造設備の自主保安認定期間を従来の2年から4年に延長することも同日付で認可した。 この結果、同事業所内の高圧ガス関連設備はC4関連装置を除いて軒並み自主保安検査の認定を取得するに至った。 |