2003年12月19日
中国の水加ヒドラジンAD調査、メーカー側は「静観」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:三菱ガス化学

中国商務部が17日、水加ヒドラジンについて日本など4ヵ国をを対象にアンチダンピング調査開始を公告したことに、わが国メーカー筋は驚いている。当面は「静観するしかない」と見守る方針のようだ。
 
 水加ヒドラジンは、主にプラスチック発泡剤や脱酸素剤、試薬、農薬(除草剤)などに使用され、わが国では、三菱ガス化学(製造は日本ヒドラジン)と大塚化学の両社か事業化している。生産量は、両社合わせて年間15,500トン(2002年)、輸出は5,500トンで、中国向けはこのうち約1,900トンとなっている。