2004年01月07日
タキロン、難燃基準適合のフッソ系FMプレートと透明性プレート新発売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:タキロン

タキロン(大阪市中央区、森下誠二社長)は7日、FM4910というクリーンルーム用材料の難燃基準に適合したFMプレートで、国内初のフッ素系プレート「FMPVDF F300」と、業界一の透明性能を持つPVC系耐熱高透明プレート「FMHS6650」の2品種を開発、追加上市すると発表した。

これで、FMプレートシリーズはPVC系(一般アイボリー・耐熱アイボリー・耐熱透明、高機能制電透明等)10品種、PP系1品種、PVDF系1品種とさらに充実した。

【FMPVDF F300】
 PVDF系材料は、既存FM-PVC系プレートでは使用できない高温下(約100℃)の使用に耐え、耐食性に優れているため、半導体・液晶製造装置等の電子産業分野・化学処理装置分野等の幅広いユーザー要求に応えられる。製品厚さは3.0mmから50.0mmまでの品揃えで、装置筐体はもとより各種切削加工部材にまで対応が可能。生産は網干工場で行ない、3年後に年間3億円の売上を見込んでいる。

【FMHS 6650】
 PVC系材料の耐熱高透明グレード「FMHS 6650」は、耐熱プレートの高温剛性を保持しつつ、視認性を大幅に向上させた新製品で、業界一の透明性能を持つFM 4910規格に適合。
光学特性を示す全光線透過率は既存品「FMHS 5650」の58%に対して、「FMHS 6650」は71%と大きく向上した。火災安全性が要求される半導体・液晶製造装置の窓部・各種カバー用途等に最適。網干工場で生産、3年後の販売目標は年間3億円。

ニュースリリース参照
●「FMHS 6650」
http://www.chem-t.com/fax/images/0107takiron.pdf

●「FMPVDF F300」
http://www.chem-t.com/fax/images/0107takiron2.pdf