2004年01月08日
か性ソーダ、昨年の生産は史上3位437万トンに
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
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わが国の2003年のか性ソーダ生産量は、前年比2%増の437万トンで、史上3番目となる見込みだ。前半は内需の好調から増加傾向が続いたが、後半に入って減速、最終的に2%程度の増加に落ち着く見通しという。8日、同工業会の石津会長が発表した。
 
 国内需要も生産と同様に前半は増加傾向を見せていたが、後半から小刻みな増減を繰り返し、結局370万トントン程度と前年比約2%の増加となる見通し。
 
 一方、輸出は米国の設備能力縮小、オーストラリアの輸入量増大などによって好調に推移し、過去最高の67万トン(前年比2%増)となる見込み。これにより内需と輸出を合せた出荷総量は同約2%増の437万トンとなる。
 
 業界の課題となっているソーダと塩素のインバランスは、約95万トンとなり、2002年に次いで100万トンの大台を割る見通しとなった。
 
 か性ソーダの生産量の史上第1位は2000(平成12)年の447万トン、第2位は1997(平成9)年の439万トンで、昨年の437万トンは第3位ということなる。