2004年01月08日
経産省が産構審に新たな環境関連の専門委員会を設置
気候変動に関する将来の枠組みの検討を開始
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省

 経済産業省は8日、産業構造審議会環境部会の地球環境小委員会の下部組織として新たに「将来枠組み検討検討専門委員会」を設置し、第1回会合を開いた。

 これは、昨年7月に同小委員会が行った「気候変動に関する将来持続可能な枠組みの構築に向けた視点と行動」と題する中間取りまとめの内容を踏まえつつ、より具体的な検討を進めていくことを目的に設置されたもの。

 地球環境問題に関わりの深い学識経験者合計20人で構成、委員長には石谷久・慶応大学政策・メディア研究科教授が選ばれた。

 審議事項は(1)気候変動問題を巡る最近の国際動向(2)京都議定書の現状(3)2013年以降の中期的な排出見通し(4)気候変動枠組条約の究極目標(温室効果ガス濃度の安定化)へ向けた取り組みのあり方(5)革新的な技術開発が中長期的に果たす役割(6)中長期的視点から講じ得る新たな政策の6点。今年秋に審議結果をまとめる予定。次回の会合は2月24日。