2004年01月09日
フォームスチレン業界も和やかに賀詞交換会
笠原理事長、新市場の開拓の重要性等を強調
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:日立化成工業

 日本フォームスチレン工業組合は9日、都内千代田区の東京会館でフォ-ムスチレン業界賀詞交換会を開いた。

 会場には同組合加盟のフォームスチレン(FS)加工メーカーや原料ビーズメーカーなど関係者およそ120人が集まり、真鍋隆・経産省化学課長や佐藤剛・発泡スチロール再資源化協会会長(日立化成工業取締役)など来賓を囲んで和やかに懇談した。

 挨拶に立った笠原賢二・同工業組合理事長(笠原工業副社長)は「昨年のFS製品の出荷量はピーク時の約20%減で、FS業界全体が厳しい状況に置かれている。それだけに今年は、採算の確保のため新市場の開拓と過当競争の排除にこれまで以上に努力していく必要がある。また、リサイクル率の向上にも原料ビーズ業界と一体になって一層力を入れていきたい」と述べ、盛んな拍手を集めた。