2004年01月09日 |
シーアイ化成、アクリル系「機能性フィルム」開発、企業化へ |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:シーアイ化成 |
シーアイ化成は9日、耐候性や成形安定性に優れた「夢のフィルム」として、アクリル系EB塗料をベースにした「機能性フィルム」を国内で初めて開発したため、本格企業化すると発表した。すでに滋賀工場に工費7億4,000万円で月産60万メートルの設備建設に着手しており、今年9月には完成の予定となっている。 同フィルムは、アクリル系のEB塗料(低分子化合物)に電子線を照射して硬化させ製造する。EB塗料をコーティングしたフィルムはこれまでにも多く開発されているが、EB塗料そのものに電子線を当てフィルム化するのはわが国では初めてという。 商品は(1)アクリル系100%のフォイルタイプ(2)ポリエステルをベースとした、コーティングタイプの2種類。耐侯性、成形安定性に優れているほか、着色や印刷柄に自由に対応できるため、ビルなどの外壁や、自動車の内装、外装、家電製品など用途範囲が広い。建造物など屋外に使用した場合、10年以上はもつという。 販売価格は明らかにしていないが、05年度の売上げ8億円、08年度には20億円の販売を見込んでいる。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=1678 |