2004年01月13日 |
日本向けナフサのオファー価格、400ドルに迫る |
週明けの期近もの、プレミアム込みで390ドル超え |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
エチレンセンター筋によると、日本向けスポットナフサの期近もののオファー価格はプレミアムを含めると週明け早々にトン当たり390ドル超えとなった。1週間前はプレミアム込みで同340ドル前後であったが、一気に392〜393ドルまで上がっている。 C&F/ジャパンの最近の最高値は昨年3月10日の389ドルで、プレミアムを加えると394〜395ドルであったと見られている。現在はそれとほぼ肩を並べるレベルまで急騰してきたわけで、この状態がしばらく続くと、2月下旬到着のCIF価格は1キロリットル当たり2万9,000円に跳ね上がることになる。国産ナフサ価格は同3万1,000円となる。 ここにきての日本向けスポットナフサの急騰は、原油のスポット相場の高騰にとどまらず、国際投機筋の活発な買い出動、北米の天然ガスならびに中東のLPGの高騰、台湾・FPCのリファイナリーやアブダビのコンデンセートセパレーターのトラブル--など多くの要因が絡み合って生じてきたもの。それだけに短期で大幅に反落する可能性は小さいと見る向きがエチレンセンター筋には多い。 |