2004年01月13日 |
バイエル、事業グループとサービス会社をすべて独立法人化 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:バイエル |
バイエルグループ(ドイツ、レバクーゼン)は13日、2003年12月30日付でバイエル マテリアル社(前バイエル高分子材料事業グループ)、バイエル ビジネス サービス社、およびバイエル インダストリー サービス社を独立法人として商業登記し、すべての子会社とサービス会社の持ち株会社への組織再編が完了したと発表した。 バイエルのヴェルナー・ヴェニング社長は、「これで2002年12月に設定した目標を予定どおり達成することができた。持ち株会社になったことで、変化する営業環境に迅速に対応し、製品ポートフォリオを戦略的に再編するのに必要な柔軟性が備わった。ポートフォリオの再編には、当社の産業向け事業(化学品事業)の大部分が今後上場を予定している独立会社へ分離されることも含まれている」と語った。 バイエル マテリアルサイエンス社は約74億ユーロの売上(2003年)を計上する見込みで、今後は主として技術革新型の製品に注力していく。主要な技術分野としてポリカーボネートとポリウレタンに焦点を絞っていくことになる。この両分野では、同社は世界の市場リーダーとしての地位を誇っている。子会社のH.C.スタルクとウォルフ・ワルスローデの2社は、2004年中にバイエル ケミカルズ社からバイエル マテリアルサイエンス社に移管する。 これまで高分子材料事業グループに属していたゴムとゴム薬品、ABS樹脂、半結晶樹脂の各事業、子会社のラインケミー、並びに繊維事業は、バイエル ケミカルズ社に併合され、別会社として遅くとも2005年初めまでに株式上場する予定。 バイエル ビジネスサービス社(BBS)は、バイエルグループ内の業務支援、IT、科学サービスを提供するサービスセンターとなる。バイエルの旧中央サービス部門を母体として設立した同社は、市場指向の会社へと発展。BBSのゴットフリード・プルンペ社長は「BBSの強みは社員の経験と専門知識である。つまり、顧客のニーズと要望に合ったテイラーメードのソリューションとサービスを提供できる」と述べた。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=1682 |