2004年01月14日
BASF、フェノキシ系除草剤事業を豪ニューファム社に売却
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:BASF

 BASF(本社:ドイツ・ルートヴィッヒスハーフェン)は14日、農業用除草剤のフェノキシ系除草剤事業を、オーストラリアの農薬メーカー、ニューファム社(本社:オーストラリア・メルボルン)に売却すると発表した。
 
 この売却には「2,4-D」「MCPA」「メコプロップ-P」「メコプロップ」「ジクロルプロップ-P」「ジクロルプロップ」の6 種の有効成分が含まる。これらの2002 年度の売上は、約4,000 万ユーロ。売却に伴い、登録、商標、知的財産権、顧客リスト、在庫がニューファム社に譲渡される。在庫を含めたフェノキシ系除草剤事業の売却価格は、4,200 万ユーロ。譲渡は2004年前半に完了の予定。

 今回の売却は「選択と集中」という同社の経営戦略の一環となるもので、上記6 種の有効成分とBASF 独自の除草剤を組み合わせた混合製剤は、今回の売却には含まれていない。BASF は今後、混合剤生産に必要なフェノキシ系の有効成分は、ニューファム社から調達するとしている。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/0114basf.pdf