2004年01月14日
米国デュポン、大幅な組織再編と人事
【カテゴリー】:人事/決算
【関連企業・団体】:デュポン

 米国デュポンは、米国時間の12日付で、組織の再編成をを発表した。顧客と市場にフォーカスした成長を促進させると、昨年12月1日に発表した生産性改善活動を実行するための再編で、同社のチャールズ・O・ホリデー・ジュニア会長兼最高経営責任者は「社内組織をスリム化し、管理機能を強化した。当社の力は大幅に強化され、毎年10億ドルを超える売上増が期待できる」と語った。
 
 組織の再編成は、すべての事業部門、地域、管理機能にわたっている。主な上層幹部の異動内容は次の通り。

 ジョン・C・ホジソン首席副社長は、新設のチーフ・マーケティング・アンド・セールス・オフィサーに就任。同社マーケティングおよびセールスの効果的プロセスならびに世界レベルで事業を横断するプログラムの構築を促進。

 クレイグ・G・ネイラー 高機能材料事業部門担当上席副社長は、新設のアジア太平洋地域担当上席副社長に就任し、中国とインドを中心に、アジアにおけるデュポンの事業の拡大を図る。本拠地はウィルミントンだが、アジア太平洋地域で大半の時間を過ごす。

 ジェフリー・L・キーファー デュポン・チタニウムテクノロジー事業部担当副社長兼ゼネラルマネージャーは、ネイラー氏の後任として高機能材料事業部門担当上席副社長に就任。

 ジェイムズ・C・ボレル 農作物保護製品事業部担当副社長兼ゼネラルマネージャーは、人事部門担当上席副社長となり、成長目標を支援するためのグローバルな人材戦略をリードする。
 
 トーマス・G・パウエル パッケージング&インダストリアルポリマー事業部担当グローバル・ビジネス・ディレクターは、グレーター・チャイナ(中国・台湾)担当社長に就任し、上海を拠点に活動する。
 
 エンリケ・H・ウーブリグ 南米デュポン社長は、インド/パキスタン担当社長に就任。本拠地はニューデリー。
 
 エデュアルド・W・ワニック デュポン・メキシコ社長は、新設されたラテンアメリカ地域(南米、中米、メキシコ)の担当社長に就任。本拠地はメキシコ・シティー。

「当社の5つの事業部門がデュポンのすべての事業の柱であることに変わりはない。当社の経営幹部は、顧客および市場のニーズに応えるために、製造、科学および技術、マーケティングおよびセールス、管理機能、支援サービス等にあらゆる資源を投入することによって、担当事業の戦略的な方向性、成長、収益性について責任を負うことになる」とホリデー会長は語っている。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/0114dupont.doc