2001年11月20日 |
昭和電工、プラズマディスプレー用アルミ放熱板「ST60」シリーズ開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工は20日、放熱対策が必要なプラズマディスプレー(PDP)用放熱材として、新アルミニウム合金「ST60」シリーズを開発、本格販売を開始したと発表した。 PDPは美しい画像を表示するために、内部に熱を発生する部品を多く搭載している。このため、軽量で、放熱性が高く、かつワイドな画面を十分こ補強する強度をもったPDP用放熱板が求められていた。 同社は独自の合金設計技術とアルミ加工技術を使い、(1)純アルミと同等の熱伝導性を持ち(2)一般的に高強度アルミ合金として使用される5052合金と同等の強度を持つ薄板、のPDP用放熱板を開発した。「高い強度」「良好な熱拡散性」「軽くて薄い」という特性を持ったアルミニウム圧延材料としている。 「ST60」シリーズはすでに国内外のPDP、液晶、ノートパソコンメーカー等に採用されてきたが、エレクトロニクス各分野をターゲットとしてさらに市場開拓を進める。 販売計画として、3年後に20億円の売上げを目ざしている。 |