2004年01月21日 |
デュポン・ジャパン、プラスチックレーザー溶着ビジネスを開始 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:デュポン |
デュポン・ジャパン(本社:東京都目黒区、小林昭生社長)は21日、プラスチックの効果的接合方法として注目されている「プラスチックレーザー溶着工法」について、関連企業とのコラボレーションにより包括的に顧客にソリューションを提供する、新しいビジネスを開始すると発表した。顧客はデュポンと開発を行うことで、プラスチックレーザー溶着に必要な全ての技術が揃い、これまでより複雑・難易度の高い開発や、開発期間の短縮、部品点数の削減、歩留まりの向上、生産時間の短縮が可能となる。 プラスチックレーザー溶着は、溶着強度・溶着外観・生産性の向上(早い生産タクトの実現および安価な製造コスト)というメリットのほかに、内部に衝撃を与えることなく溶着できるため、電子基板を内包する部品の商品化や、部品点数削減、コスト削減、複雑形状の実現などが可能となる工法で、現在は、欧州を中心に自動車部品や電子部品などで実績がある。 しかしこの場合は、材料、色素、プラスチック設計、成形、レーザー溶着プロセス、プラスチックレーザー溶着システム、レーザー機器に関する技術などの要素技術と、それをどのように組み合わせていくのかというノウハウが必要となる。 そこで、デュポン・ジャパンは、素材メーカーとして材料の開発や提供だけでなく、製品設計や加工方法などのプラスチックレーザー溶着工法に必要な技術について複数の日本の企業と協調し、各社の強みを生かしながら、顧客が必要な要素技術を包括的にカバーする新しいビジネスモデルを構築した。 このビジネスモデル構築において、デュポン・ジャパンは、同社のコアテクノロジーであるポリマーサイエンスの視点からレーザー溶着のメカニズムを解明し、各材料の最適化となる要素技術を構築し、また加工面においても、材料毎に最適なレーザー溶着条件や最適デザイン案、プロトタイプ溶着を可能とする新しい技術を開発した。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=1698 |