2004年01月21日
三菱レイヨン、中国のMMA樹脂工場が本稼動
日本、タイに続く第3の生産拠点
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:丸紅、三菱レイヨン

 三菱レイヨンは21日、同社80%、丸紅20%の共同出資による中国・南通麗陽化学有限公司が江蘇省南通市経済技術開発区で昨年12月末からMMA成形材料の本格生産を開始したと発表した。
 
 これは昨年秋、同区に建設した年産40,000トン能力の新工場が商業運転に入ったもの。採用技術は同社の高転化率連続塊状重合法。建設資金は2,950万ドルであった。
 
 中国では、車両や導光板、携帯電話向けにMMA成形材料の需要が急速に伸びている。三菱レイヨンは日本から輸出して需要に対応してきたが、今後も需要が大きく伸びる見通しのため現地生産することにした。
 
 この結果、MMA成形材料の生産拠点は日本、タイ、中国の3ヵ所となり、設備能力は日本47,700トン、タイ8,000トン、中国40,000トンの合計95,700トンとなった。