2004年01月22日
EPSの昨年の総出荷量は18万7,484tに縮小
家電向けとその他成型品向けの不振が響く
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:発泡スチレン工業会

 発泡スチレン工業会が22日に集計したところによると、EPS(発泡スチレンビーズ)の昨年12月の総出荷数量は1万6,219tとなった。
 
 前年同月の出荷数量は1万6,992tであったので、昨年12月の実績は4.5%減ということになる。ブロック向けは10.9%増えたが、他の分野は軒並み前年を下回った。11月まで4ヶ月連続で前年同月を上回っていた最大消費分野の水産向けも2.4%減に変わった。家電向けは11.3%減で、02年8月以降17ヶ月連続の前年同月割れとなっている。
 
 この結果、昨年1年の総出荷数量は18万7,484tとなった。前年の実績を2.1%下回っている。ブロック用の需要が好調で5.6%増となり、また水産用と農業用がともに0.5%増えたものの、家電用が10.9%もの減少となり、また、その他成型品用も4.4%減と不振であったためトータルでは6年連続のマイナス成長となった。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/0122EPS.tif