2004年01月28日
Jエナジー、廃プラ油化プラント商業運転へ
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:ジャパンエナジー

 ジャパンエナジーは28日、廃プラ油化プラントから出る熱分解油を、現有水素化精製装置を活用して石油製品に再生するための技術開発に見通しを得たため、4月から水島製油所で実証化運転を開始すると発表した。
 
 この研究は、2002年から容器包装プラスチック油化事業者協議会と共同で行ってきた。札幌プラスチックリサイクル(札幌市、塩谷操会長)及び歴世鉱油(新潟市、中静義雄社長)の油化プラントから産出される廃プラ油を受け入れ、水素化精製装置にかけて一般原油と同じように使用する。製品はナフサや灯・軽油となる。初年度約1,500キロリットルの廃プラ油を処理する予定。
 
 廃プラ油が汎用性の高い石油製品として再利用できるようになれば、石油を原料とするプラスチックが再び石油に戻るわけで、環境対策や資源循環型社会実現の上で意義は大きいと同社ではいっている。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/04128001.tif