2004年01月28日
昨年第4・四半期の国産ナフサ価格は2万4,000円
前期比は99.2%、前年同期比は100.4%と横這い
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:財務省

 財務省が28日に集計した昨年12月の輸入通関統計によると、石油化学用ナフサの12月の輸入数量は280万4,258キロリットル、輸入金額は635億9,105万4,000円となった。1キロリットル当たりの加重平均単価は2万2,677円となる。 
 平均単価を前月に比較すると1,078円高い。前年同月に対比すると1,166円のアップとなる。一方の輸入数量は前月の30.1%増で、前年同月に対しても8.5%増と多く、この数年では2000年8月の297万キロリットルに次ぐ規模となっている。
 
 この結果、昨年第4・四半期(10〜12月期)の総輸入数量は758万4,372キロリットル、総輸入金額は1,668億4,807万2,000円となった。平均単価は2万2,000円となる。前期の平均を200円(0.9%)下回っている。前年同期に対しては100円(0.5%)高い。
 
 これに伴う同期の国産ナフサの平均価格は2万4,000円となる見込み。前期比は0.8%安、前年同期比は0.4%高で、ともにほぼ横並びと言える。
 年間総輸入数量は2,872万2,758キロリットル、総輸入金額は6,706億1,771万5,000円となった。輸入平均単価は2万3,300円となる。
 数量では韓国がトップで494万3,000キロリットル、以下はクウェートの452万9,000キロリットル、サウジアラビアの426万3,000キロリットル、UAEの362万9,000キロリットル、マレーシアの211万2,000キロリットル--などが続いている。