2004年01月29日 |
出光石化、MEK、溶剤、ビスAなど特殊品も一斉に値上げ |
【カテゴリー】:市況 【関連企業・団体】:なし |
出光石油化学は、特殊化成品であるMEK、高沸点溶剤、芳香族トルエン、キシレン、ビスフェノールA、さらにポリブテンなどの小口化成品も来月9日出荷分から一斉値上げすることを決めた。 値上げ幅は、MEKと高沸点溶剤がキログラム当り10円、トルエン、キシレンは価格フォーミュラ未締結先が同13円、価格フォーミュラ先も需給タイト・海外市況高値安定から、同3円幅で四半期ベース価格の改定を行う。 また ビスフェノールAはキログラム当り15円、小口化成品類(ポリブテンなど)は個別に10~15円程度の値上げを実施する。 【価格改定の理由】 (1) 昨年末から原料(ナフサ)価格は、原油価格の高騰、ナフサ需給のタイト化(北米エチレンメーカーの天然ガス高騰によるナフサへの原料シフトや旺盛なアジア石化製品需要、 中東他での製油所トラブル続発)を背景に急騰しており、今後もこれらの傾向は継続する可能性が高い。したがって、第一四半期の国産ナフサ価格は28,000円/klの水準が予想される。 (2) アジア域内での旺盛な石化製品需要による市況高騰 ◇ MEK昨年より 150$/t程度 値上げ実施、今後も一層の上昇が予想。 ◇トルエン昨年より 200 $/t程度 値上げ実施、安定。 ◇ビスフェノールA'03/4Q比 150$/tレベルの値上げ推進。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/0129idemitsut.doc |