2004年02月06日
東芝電池が高輝度白色LED使用の電灯
電球式より明るく、電池も2〜3倍長持ち
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:東芝、日亜化学

 東芝電池(鈴鹿芳朗社長、東京都品川区、TEL/03-5479-3883)は高輝度白色LED(発光ダイオード)を使用した携帯型のライト「GUN BEAM」を発売した。LEDは電力の消費が蛍光灯の約半分でほぼ永久的に使用できるため、液晶テレビ、携帯電話、信号灯などに利用が広がり、最近は照明用にも採用されはじめている。
 
 同社のライトは直径3センチ前後、長さ9.5から16センチ。使用する電池の種類やサイズなどに応じてBK-2312・K、BK-2322・K、BK-3022・K、BK-4042・Kの4品種。価格はオープンで2,500〜4,000円ていどを見込んでいる。屋外型が中心。
 
 同社は自社設計の集光レンズと外部から購入するLED(輝度5,600ミリカンデラ、日亜化学製)を組み合わせて、1メートル前方でおよそ50ルクスの明るさを実現している。リチウム電池を使うタイプではマイナス20℃まで使用可能。寒冷地向きである。
 
 フラッシュライトなどの灯具はこれまで電球が使用されてきた。同社のLEDライトはフィラメントがないため電球の切れの心配がなく、電池も2〜3倍長持ち、しかも電球式より明るいという特徴があり、本体もアルミ合金ボディで、雨中でも使える防滴構造になっているとしている。
 
 高輝度白色LEDは直径5ミリ。連続使用時間は20℃で15〜35時間。重量82〜116グラム。スィッチは回転式(連続点灯)とプッシュ式(点滅操作)。