2004年02月06日
エチレンの生産、1月は史上3番目の規模に
前年比4.4%増で、平均稼動率は100.8%
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:経済産業省

 経済産業省製造産業局が6日にエチレンセンター11社の速報を集計したところによると、1月のエチレン生産量は68万5,800tとなった。前年同月の実績を4.4%上回っている。前月比は0.6%増である。定修実施センターは前月ならびに前年同月と同様に皆無であった。

 1月の実績は、月間ベースでは99年12月の69万7,000tと00年1月の69万2,200tに続く史上3番目の規模。平均稼動率は100.8%となっている。月間の平均稼動率が100%を上回ったのは過去3年では01年2月の102.0%、02年5月の100.8%、同6月の100.2%、03年12月の100.2%と今回の計4度だけ。

 こうした活発な生産活動の背景は、内外の主要誘導品の需要の拡大とアジア地域全体のオレフィンの需要の急増にあると言ってよく。2月も同様にエチレンの生産量は高水準となりそう。