2004年02月10日 |
トクヤマ、イソプロピルアルコール 及び PO価格修正 |
【カテゴリー】:市況 【関連企業・団体】:トクヤマ |
トクヤマは10日、工業用イソプロピルアルコール(IPA)の国内価格を16日出荷分からキログラム当たり10円以上値上げすることに決め、商社や需要家との交渉を開始したと発表した。 IPAは昨年春にも値上げを行ったが、その後、ナフサ価格の軟化もあって市況が下落し、03年第4四半期にはナフサレベルを下回る状況となっていた。ナフサ価格はその後騰勢を強め、今年第1四半期にはキロリットル当たり28,000円に迫る見通し。採算は極端に悪化している。 また、プロピレンもアジア市場を中心に需給タイトが続く中、ベース価格のアップが避けられない状況にある。現在の価格水準では、これらのコストアップを社内の合理化だけで吸収することは不可能と判断し、今回の実施に踏み切った。 同じくプロピレン誘導品のプロピレンオキサイド(PO)もキログラム当たり10円以上の値上げを実施することにした。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=1789 |