2004年02月12日 |
昭和電工、大分エチレン60万トン設備「4年定修」認定取得 |
「原料ガスオイル」も今夏から使用開始 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工(大橋光夫社長)は12日、大分石油化学コンビナート(大分市、代表:工藤晃史執行役員)のエチレン製造設備が、高圧ガス保安法に基づく認定保安検査実施者および認定完成検査実施者の認定を取得したと発表した。同社のエチレン設備の定修サイクルは、従来の2年間隔から、4年に1回となる。次回定修は2006年。 エチレン設備は、2000年9月に1系列年産60万トン体制に整備して以来、高稼働率をキープ。その一方で、省エネや原料多様化、オプティマイザーによる最適運転条件の追求などコストダウンと競争力強化を図ってきた。今回の定修サイクル延長により、競争力は一段と強化されることになる。 また、同エチレン設備は、原料に「ガスオイル」(粗製灯油・軽油)を導入するにあたって、新たな設備投資を必要としない。このため4月からの「免税」を機に積極的ガスオイルを使用していく方針。同社は、これらの原料を最適条件で活用する「最適原料フィードシステム」を豊橋技術科学大学と共同開発中で、今夏からの使用開始を予定しているという。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/0212showadenko.doc |