2004年02月12日
三菱化学、カプロラクタムの上げ幅も修正
国内向けは1月から15円引き上げ
【カテゴリー】:市況
【関連企業・団体】:三菱化学

 三菱化学は12日、カプロラクタムの国内販売価格を1月1日出荷分からキログラム15円引き上げると発表した。同社は原料の高騰に対応して昨年10〜12月期分の価格を前期比10円引き上げで各ユーザーと交渉中で、合わせると上げ幅は25円になる。
 
 再修正の理由は(1)1〜3月期のナフサ価格が当初の予想を上回ってキロリットル/28,000円になる見通しとなったこと(2)ベンゼンの米国価格がガロン当たり198セントとなり国産品も高騰が不可避となってきたこと(3)アンモニアのアジア市況が1年前の2倍近いトン300ドル超えとなってきたこと、の3点を挙げている。
 
 また同社は同じ理由から同製品の輸出価格も引き上げる引き上げる。3月の出荷分からトン当たり100ドル上げてCFR1,500ドルとする。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/0212mitsubishika.tif