2004年02月13日
中国の機能性樹脂の輸入は全て高い伸び
日本品も好調で軒並み上位を占める
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 中国による機能性樹脂の昨年の輸入通関数量は、いずれも前年の実績を大きく上回った。汎用樹脂の輸入の伸びは第2.四半期の低迷が影響してこれまでにない低い伸びにとどまり、PSにいたっては前年を割り込んだが、機能性樹脂はほとんどが2けたの伸び率となった。同国における電子・電機関連産業の拡大が大きな促進材料になってのものと見られる。
 
 また、日本品の占める比率も汎用樹脂とは対照的に高く、軒並み上位に位置している。5品目のうちPOM(ポリアセタール)ではトップの座を確保、PC(ポリカーボネート)、PMMA、PBTの3樹脂では第2位を、EVAでは第3位をそれぞれキープしている。
 もっとも、5樹脂のうちPBT、PMMA、EVAの3樹脂の第1位は台湾が占めており、残るPCのトップは米国となっている。
 
 機能性樹脂の中国の昨年の輸入通関数量は以下の通り。単位はトン。
 [PC] 534,754(128.7%) (1)米国94,836 (2)日本77,946 (3)台湾59,493
 [POM] 151,512(111.8%) (1)日本38,409 (2)台湾31,535 (3)韓国29,184
 [PBT] 160,213(127.9%) (1)台湾78,984 (2)日本29,775 (3)米国15,101
 [PMMA] 151,512(105.5%) (1)台湾36,250 (2)日本34,368 (3)韓国17,877
 [EVA] 354,975(121.1%) (1)台湾149,942(2)韓国67,140 (3)日本45,651