2004年02月16日
EPSの1月の出荷、3ヶ月振りに前年同月を上回る
メーンの水産向けの回復とブロックの好調持続が寄与
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:発泡スチレン工業会

 発泡スチレン工業会が16日に集計したところによると、発泡スチレンビーズ(EPS)の1月の総出荷数量は1万4,043tとなった。前年同月の実績を2.2%上回っている。
 
 EPSの月間出荷数量の前年同月超えは3ヶ月振りのこと。最大消費分野の水産向けが3.7%増となったことと、ブロック向けが引き続き好調で17.6%もの伸びを遂げたことによるところが大きい。水産向けは昨年12月が5ヶ月振りに前年同月割れとなり、先行きを心配する関係者も現れたが、実際にはわずか1ヶ月で前年超えに転じた。ブロック向けは、昨年11月に2.1%減となったのを除くとほとんどの月が前年超えとなっており、EPSの需要分野の中では最大の安定成長分野となっている。
 反面、家電向けは11.0%減で依然として前年割れが続いている。また、農業向けも0.2%の小幅ながら前年を下回り、4ヶ月連続の前年割れとなっている。
 
 EPSの用途分野別の1月の出荷数量は以下の通り。単位はトン。かっこ内は前年同月比。
 ▽水産向け 6,753(103.7%)
 ▽農業向け 1,068( 99.8%)
 ▽その他成型品向け 2,785(101.4%)
 ▽家電向け 1,325( 89.0%)
 ▽ブロック向け 1,913(117.6%)
 ▽ネダ向け 189( 66.8%)
 ▽一枚焼き向け 10( 58.8%)
 合計 14,043(102.2%)