2004年02月16日 |
JSR、耐熱透明樹脂「アートロン」年産3,000トン体制確立 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:JSR |
JSRは16日、千葉工場で行っていた耐熱透明樹脂「アートン(ARTON)」の増設工事が昨年末完了し、その後も順調に稼動して、生産能力は3倍増の年産3,000トンになったと発表した。 「アートン」は、同社が独自技術で開発したノルボルネン系特殊樹脂で(1)耐熱性は熱変形温度が164度Cと、透明樹脂で最も高い(2)透明性などの光学特性(3)低吸収性(4)密着性などに優れている、などの特徴がある。 1997年に千葉工場に年産1,000トン規模でスタートして以来市場開拓は順調で、とくに薄型テレビをはじめとした液晶ディスプレイ向けの位相差フィルム用を中心に需要は急拡大を続けている。昨年12月には四日市工場内にフイルム工場を新設したが、今後も透明導電フィルム、導光板、携帯電話カメラレンズなどの需要増に積極的に対応していく方針だ。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/0216jsr.tif |