2004年02月24日 |
三菱化学、ジェンコム社を3月末解散 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三菱ウェルファーマ、三菱化学 |
三菱化学は24日、ヒト遺伝子機能解析を目的とした研究開発型ベンチャーの株式会社ジェンコム(本社:東京都町田市、鈴木四郎社長=三菱化学100%出資)を3月末かぎりで解散すると発表した。 ジェンコム社は、1999年9月、三菱化学と吉富製薬(現・三菱ウェルファーマ)、協和発酵工業の3社で設立。実験動物の遺伝子組み替え・蛋白質/蛋白質相互作用解析によるヒト遺伝子機能解析の受託研究、ヒト型モデルマウスの作出などを目的として、研究活動を行ってきた。 2002年春には、in vitro(試験管内の)蛋白質解析に関する事業を三菱化学に譲渡し、in vivo(動物を使った)遺伝子解析に研究テーマを特化。また三菱化学の100%出資体制とし、実用化技術の早期確立を目指し、これまでにもいくつかの学術的な成果をあげてきた。 しかし、バイオテクノロジー分野は世界的にも開発競争が激しく、in vivo遺伝子解析の実用化にもまだ多くの時間と資金が必要となるなどから同社を解散することにした。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=1852 |