2004年02月24日

PPフィルムの1月の出荷、前年同月の横並びに

食品包装用は順調な伸び遂げるも輸出が大幅減

【カテゴリー】：実績/統計 【関連企業・団体】：日本ポリプロ、日本ポリプロピレンフィルム工業連合会

日本ポリプロピレンフィルム工業連合会が24日に集計したところによると、同フィルムの1月の出荷数量はOPP（PP延伸フィルム）が1万9,130t、CPP（PP無延伸フィルム）が1万1,137tとなった。前年同期に比べると、OPPは1.0%減、CPPは2.4%増となる。OPPの昨年12月の総出荷量は前年同月を5.0%上回る高水準となったが、1月はその反動が出たのか再びマイナス成長に変わった。CPPは2ヶ月連続の前年超えである。トータルは3万267tで、前年同月を0.2%上回っている。 　 　OPPがわずかとは言え前年同月を下回ったのは、主力の食品包装用が1.8%増、また繊維包装用が11.4%増と、いずれも2ヶ月連続の前年超えとなったものの、その他向けが7.4%減と不振で、さらに輸出が28.6%減って3ヶ月振りの前年割れとなったことによる。 　一方のCPPが逆に前年を上回ったのは、メーンの食品包装用がOPP同様に好調な好調な需要に支えられて3.0%増となったのをはじめ、繊維包装用やその他用も全て前年超えとなったため。ただし輸出は18.7%減でOPP同様に大幅な落ち込みとなった。3ヶ月振りの前年割れである。