2004年02月25日 |
BASF、マレーシア新設BDO 工場は能力下回るレベルで活用 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:BASF |
BASFペトロナス・ケミカルズ社(BASF PETRONAS Chemicals Sdn. Bhd.)は25日、今年1月から、マレーシアのクアンタン地区で操業している1, 4−ブタンジオール(BDO)工場について、現在のグローバルマーケットの状況に対応し、3月1日付で一時的に生産能力を下回るレベルで活用すると発表した。 BASFペトロナス・ケミカルズは、BASFとマレーシア国営企業のペトロリアム・ナシオナル・ベルハド社(ペトロナス)との出資比率60対40の合弁会社。 BASFはブタンジオール(BDO)の世界的なマーケットリーダーで、欧州、NAFTA、アジアと世界各地に持つプラントのネットワークによって確実な供給体制を築いている。従って、今回生産能力を下回るレベルで操業することによる顧客への影響はないとしている。 BASF の中間体事業本部のプレジデントであるウォルター・グラムリッヒ氏は「現時点で生産能力を下回るレベルで工場を活用することにより、操業効率性を高めることができる。また、マーケットの状況の改善に柔軟に対応することができる。当社はブタンジオール市場に長期的にコミットメントしているので、これはとても重要な点だ」と語った。 BASFは、ブタンジオールおよびその誘導品を製造する世界最大メーカーで、全世界における年産総能力は、BDO換算で57万5,000トン。ブタンジオールは、エンジニアリングプラスチック、ポリウレタン、弾性樹脂等の原料になる。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/0225basfjapan.pdf |