2004年02月26日
環境相、中環審に第6次水質総量規制の在り方を諮問
中環審の水環境部会が総量規制専門委員会を設置へ
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:環境省

 小池百合子環境大臣は26日、中央環境審議会の森嶋昭夫会長に「第6次水質総量規制の在り方」について諮問した。

 これは、政府が東京湾、伊勢湾、瀬戸内海における水質の汚濁防止と水質環境基準の確保を目的とした第5次水質総量規制を実施してきたが、COD、窒素およびりんの環境基準の達成率が十分でなく、赤潮、貧酸素水塊といった富栄養化の問題が依然として発生している。総合的な水質改善対策を進めるため「第6次水質総量規制」のあり方について中環審に意見をとりまとめるよう求めた。
 
 これを受けて中環審は26日に水環境部会を開き、対応を協議した結果、早急に専門委員会「総量規制専門委員会」を設置して答申案の検討に入ることになった。構成メンバーの人選は、環境省の水環境部が事務局となって進めていく。答申書の取りまとめにはおよそ1年が必要と見られている。