2004年03月01日
宇部興産、中国電力向け石炭火力発電所が営業運転入り
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:宇部興産

 宇部興産は1日、中国電力向け電力卸供給(IPP)事業会社で100%子会社のユービーイーパワーセンター(吉良俊一社長)が、宇部地区に「石炭専焼火力発電所」を完成し、1日から営業運転を開始したと発表した。
 
 宇部興産は1997年、中国電力が行った電力卸供給の入札に応募して落札。その後、1998年2月にユービーイーパワーセンターを設立し、2001年10月から宇部興産宇部ケミカル工場内に発電所を着工、03年10月から試運転に入っていた。
 
 出力21万6千kWの石炭専焼火力発電所で、使用する石炭は宇部興産の沖の山コールセンターから供給を受ける。排出される石炭灰や石膏などはセメント工場で原料として有効利用する。中国電力とは19万5千kWの電力供給契約を結んでおり、年間約12億kWhの電力を15年間供給する。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/0301ube.pdf