2004年03月02日 |
エチレン系製品の輸出入バランス、1月は17万4,700tの出超 |
輸出が好調で前年を15.4%上回る、輸入は9.4%減に |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経済産業省製造産業局が2日に集計したところによると、エチレンとエチレン系誘導品の1月の輸出入バランスは、エチレン換算(以下同)で総輸出量が総輸入量を17万4,700t上回った。 総輸出量が15品目合計で20万4,300t、総輸入量が11品目合計で2万9,600tとなったことによるもの。前年同月に比較すると、輸出は15.4%増と好調であったが、輸入は逆に9.4%減となっている。出超量の17万4,700tは前年同月を21.1%上回る規模である。 輸出の中では、EGの53.5%増(1万3,200t)、SMの47.2%増(4万4,999t)、PVCの22.6%増(3万4,362t)、VCMの15.6%増(3万3,812t)--などが目を引く。注目のエチレンも14.7%増(2万3,305t)と高水準を維持している。反面、PSは43.3%減(2,456t)、HDPEは22.2%減(1万7,162t)と、ともに不振であった。 一方の輸入の中では、HDPEの37.2%減(1,335t)、酢酸エチルの14.6%減(1,443t)などが目立つ。エチレンは378.6%(7,144t)と大幅な増加となっている。これには韓国のエチレンセンターとのスワップの拡大が少なからず作用しているのではないかと見られる。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/0302keisansyo.tif |