2004年03月02日
DIC、22日から不飽和ポリエステル樹脂25円値上げ
【カテゴリー】:市況
【関連企業・団体】:大日本インキ化学工業

 大日本インキ化学工業(DIC)は2日、モールディング樹脂の主力製品である不飽和ポリエステル樹脂の販売価格を、3月22日出荷分からキログラム当たり25円、また同樹脂による成形材料・シートモールディングコンパウンド(SMC)価格を同15円、それぞれ値上げすると発表した。

 不飽和ポリエステル樹脂の国内市場は、1989年の26万トンをピークに減少を続け、2003年は18万トンを割り込んだが、市場の縮小に伴い販売競争は激化し、末端価格も大幅に下落している。
 
 一方、ナフサをはじめとしてステレンモノマー、マレイン酸、フタル酸、グリコールなど、不飽和ポリエステル樹脂の原材料価格は、軒並みに値上げが打ち出され、事業環境は一層厳しくなっている。このため同社は製品への価格転嫁を決めた。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/0302dic.tif