2004年03月04日
ポリオレフィンフィルムの昨年の出荷、前年比99.9%に
HDPE製レジ袋の不振をLDPEフィルムでカバーでき
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本ポリオレフィン、日本ポリオレフィンフィルム工業組合

 日本ポリオレフィンフィルム工業組合が3日に集計したところによると、同フィルムの昨年12月の出荷数量(輸入品を含む)は8万2,977tとなった。前年同月の実績を0.4%上回っている。
 うちLDPEフィルムは1.4%増の5万1,159t、HDPEフィルムは1.2%減の2万9,319t、IPPは0.6%増の2,499tとなっている。HDPEフィルムがマイナス成長となっているのは、メーンのレジ袋が5.8%減と引き続き不振であったため。

 この結果、ポリオレフィンフィルム全体の昨年の総出荷数量は91万9,288tとなった。前年の実績を0.1%下回っている。うち、LDPEフィルムは0.8%増の58万1,671t、HDPEフィルムは1.1%減の30万8,481t、IPPは6.7%減の2万9,136tとなっている。
 HDPEの前年割れは、レジ袋が3.7%減となったことによるところが大きい。最大消費品種であるLDPE製産業用フィルムが2.2%増と着実な伸びを遂げたものの、レジ袋の落ち込みをカバーするまでには至らなかった。