2004年03月11日 |
三菱樹脂、生分解性フィルムが大手スーパーで相次ぎ採用 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:味の素、三菱樹脂 |
三菱樹脂は11日、ポリ乳酸を主原料にした植物系生分解性フィルム「エコロージュ」が、このほど大手スーパーで初めて食品包装用として、ミカンやもやしの包装袋に採用されたと発表した。 「エコロージュ」はこれまで、味の素のキャップシールや松下電池工業の次世代乾電池バックなど、各種包装分野に採用が拡がっている。しかし食品包装分野は、大きな潜在需要は期待されているものの、フィルムの物性面やコスト面で課題を抱え、実用化には結びつきにくかった。 だがこのほど、食品加工メーカーのサラダコスモ社がもやし包装袋に採用を決め、今月1日からスーパーマーケット「成城石井」で販売を開始した。また堀江本店の防曇溶断袋にも採用され、イオン九州社のミカン包装用として各地の店舗で販売が始まっている。 この理由にについて、三菱樹脂では、地球環境保全に対する意識や関心が広がってきたことのほか、同社の高機能化に向けた新しい技術によって、食品包装袋に必要な強度や防曇性、ピロー包装適性、ヒートシール性などが改良され、食品包装用フィルムとして使いやすくなったことをあげている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/0311mitsubishijushi.doc |