2004年03月11日 |
多くの新規開発課題が大きな潜在市場を持つ |
10年後の世界市場規模を経産省が予想 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経済産業省製造産業局は、機能性化学分野における今後の民間企業の技術開発課題の調査結果をまとめるに際して、主要分野の10年後の世界全体の市場規模について同局としての予想を取りまとめた。 いずれについても、今後の技術開発次第で大きな市場を確保できる可能性が大きいことを示唆する内容となっている。主なものは以下の通り。 [情報通信分野] ▽次世代液晶ディスプレー材料=5兆2,000億円 ▽有機EL材料=1,400億円 ▽次世代半導体材料=4兆7,000億円 ▽次世代実装材料=3兆6,000億円 ▽有機光ファイバー・光回路=2兆4,000億円 ▽次次世代光ディスク材料・ホログラフィックディスク=3兆3,000億円。 [ライフサイエンス分野] ▽バイオプロセス=国内市場 4兆7,000億円 ▽バイオマス化学資源化=国内市場 2,600億円 ▽バイオチップ=世界市場 2兆2,000億円 ▽医療・生体材料=世界市場 1兆7,000億円 ▽キラル化合物製造/医薬品中間体合成ソリューション技術=世界市場 2兆2,000億円 [ナノテク・材料分野] ▽有機・無機ナノハイブリット材料=世界市場 10兆円 ▽ナノ微粒子=世界市場 4兆円 ▽マイクロ化学プロセス=世界市場 3,000億円 ▽ナノ超分子・高分子=世界市場 7,000億円 ▽ナノバッテリーテクノロジー=世界市場 5,000億円 [環境分野] ▽低VOC塗料・接着剤・インキ=国内市場 6,900億円 ▽エコ化学合成法・高効率触媒の開発=国内市場 3,000億円 ▽有害物質除去技術=国内市場 2兆7,000億円 ▽鉛フリー電子部品およびハンダの開発=世界市場 5,000億円 [エネルギー分野] ▽燃料電池用材料・部材=世界市場 3兆円 ▽色素増感型太陽電池=国内市場 400億円 ▽スーパーキャパシタ=国内市場 1,600億円 ▽水素製造・貯蔵技術=国内市場 8,000億円 ▽次世代二次電池=世界市場 5,000億円 |