2004年03月12日
JEPSRAの「第2回技術発表会」、多数が参加して盛況
技術開発支援の8テーマのパネル展示も併催
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:積水化成品工業

 発泡スチロール再資源化協会(JEPSRA)は11日、東京・中央区の日本橋社会教育会館ホールで「第2回JEPSRA技術発表会」を開いた。
 この日の発表会では、日立化成、積水化成品工業、岩手建工、シグマ機器、西濱商事の5社と日本大学ならびにJEPSRAのそれぞれの技術開発担当者が使用済みEPS(発泡スチロール)の最新の用途開発状況をスライドを使いながら詳しく紹介した。また、これに合わせて、同協会が新たに実施していくことにした今年度の技術開発支援テーマ8件と他のリサイクル企業2社の開発技術の概要のパネル展示も併催された。
 
 当時の会場には、同協会の当初の見込み150人を大幅に上回る関係者約200人が集まり、熱気に満ちた発表会となった。
 
 この日の発表テーマ7件と、パネルで紹介された技術開発支援テーマは以下の通り。
 《発表テーマ》
 ▽新規リサイクルEPS“RECYEPS”の開発と展開=日立化成
 ▽発泡性ビーズ新規製造方法の開発と事業展開=積水化成品工業
 ▽発泡スチロール漁業資材リサイクル確立事業について=JEPSRA<古河機械金属>
 ▽廃発泡ポリスチレン溶液を用いたポリマーモルタルの開発=日本大学工学部建築学科
 ▽廃棄発泡を利用した寒冷地道路の新技術=岩手建工
 ▽使用済みEPS減容化リサイクルによる擬木の開発=西濱商事
 
 《技術開発支援テーマ》
 ▽発泡スチロール減容リサイクル資材を用いた軽量ソルパックの技術開発=テクノソール
 ▽軽量コンクリート系新断熱板の開発=富士開発
 ▽処理難EPSを使用した平板ブロックの技術開発=矢板加工産業
 ▽EPSリサイクル成形品製造技術の開発=ライフステージ企業組合
 ▽廃EPSの接触分解による有機溶剤BTXの回収=産業技術総合研究所
 ▽微生物を用いたEPSのリサイクル法=東北学院大学工学部
 ▽EPSリサイクル材融雪ブロックの技術開発=セイナン工業
 ▽廃EPSを再利用したフロートの技術開発=国際循環型社会システム総合研究所