2004年03月12日
三井化学、PP新プラントの連続運転入り
試作を完了、4月から営業運転を予定
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井化学

 三井化学は、大阪工場内に年産30万t能力のPP新プラントを建設して試運転を続けていたが、全品種にわたって狙い通りの品質と機能を持つ製品を安定的に製造していけることが確認できたため、総合的な連続運転に乗り出した。

 これに合わせて、合計7種類の基本グレードのユーザー評価を受けるためのデリバリーもスタートさせた。ユーザー各社の品質評価が終了し次第、順次企業化に移行していくことになる。このため、同プラントの営業運転の開始時期は4月の上旬からとなりそう。

 同社では、軌道に乗ったところで既存の設備のうちの同10万5,000トン設備の操業を打ち切る考え。それに伴い同社のPPの総設備能力は6系列合計で76万トンとなる。