2004年03月15日
EPSの2月の出荷は前年同月の微減に
水産向けが7ヶ月振りに前年を割り込む
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:発泡スチレン工業会

 発泡スチレン工業会が15日に集計したところによると、発泡スチレンビーズ(EPS)の2月の総出荷数量は1万3,944tとなった。前年同月の実績を0.2%下回っている。1月は3ヶ月振りに前年同月を上回った(298t=2.2%増)が、2月は極めて微量(24t)ながらも再び前年割れとなった。
 
 前年割れの最大の要因は、最大消費分野の水産(魚箱)向けが7ヶ月振りのマイナス成長(0.8%減)に転じたことにある。家電向けも長期不振から脱却できず、6.0%減となっている。
 しかし、農業(農産物コンテナー)向けは9.0%増とプラスに転換、またブロック向けも2.6%増で3ヶ月連続の前年同月超えとなっている。
 
 1月との合計の出荷量は2万7,987tで、前年同期を1.0%上回っている。主力の水産向けは1万3,543tで1.4%増となっている。