2004年03月18日
新日鐵化学、回路基板材料、九州に新工場着工、追加投資も
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:新日鐵化学

 新日鐵化学は18日、電子材料事業の主力商品であるフレキシブルプリント基板用無接着剤銅張積層板(2層CCL)「エスパネックス」(商品名)について、国内や韓国・中国など各国の旺盛な需要に対応するため、九州製造所で新工場(第6、第7系列)の建設に着手したと発表した。

 同製品は、木更津製造所に2月から第4系列が営業運転を開始したのに続いて、4月には第5系列も稼働開始の予定。年産能力は合わせて550万平方メートルとなる。
 
 新工場は第6、第7系列とも年産150万平方メートル、総投資額は約50億円の見込み。これらを合わせた木更津・九州の総年産能力は850万平方メートルとなる。営業運転開始は、第6系列が2005年7月、第7系列同10月の予定。
 
 同社では、今後さらに、韓国・台湾をはじめアジアでの大幅な需要増が見込まれることから、第8、第9系列(ともに年産150万平方メートル)の建設についても、九州製造所での立地を有力候補として、検討中である。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/0318nscc.doc