2001年11月15日
呉羽化学、三晃プラスチック軸に子会社を再編
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:クレハ

 呉羽化学工業は15日、子会社三晃プラスチックの全額出資会社である三晃成型(株)を解散するとともに、三晃ポリナイト(株)と三晃プラスチックが合併する、子会社の解散と再編計画を決めたと発表した。

 三晃成型は1990年、三晃プラスチックの全額出資(資本金3億5,000万円)で設立したが、事業見直しの一環として11月末限りで解散することにした。

 三晃ポリナイトは1990年、合成樹脂製パイプの製造、販売を目的として設立、資本金4億5,000万円で設立したが、事業効率を高めるため今期中をめどに三晃プラスチックを存続会社として合併する。

 3社はともに事務所を茨城県新治郡霞ヶ崎町に置き、社長も佐藤孝雄氏が兼務している。

 呉羽化学では今回の解散、再編に伴い約8億円の損失を見込んでいるが、一部は今年度上半期決算に貸倒引当金として計上、通期業績への影響は15日発表した業績予想に織り込み済みとなっている。